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VMware Cloud Foundation における VMware vSphere Kubernetes Service (VKS) の設計およびアーキテクチャ検討について

Tuesday, June 30, 2026Shinya AsakoView original

最新のアプリケーションを本番環境で正常に稼働させるためには、単に仮想マシン(VM)やコンテナをデプロイするだけでなく、ロードバランサー、永続ストレージ、監視ツールなどの幅広いサービスへのアクセスが必要です。本ブログでは、VMware Cloud Foundation®(VCF)上でKubernetes環境を構築・運用するための設計指針を解説したウェビナー「Design and Architecture Considerations for VKS on VCF」から、VMware vSphere® Kubernetes Service (VKS) を導入する上で重要となる点を抜粋してご紹介します。 1. VMware vSphere® Supervisor と Namespace による統合管理 vSphere Supervisorを有効にすると、従来のESXクラスタがKubernetesクラスタへと変換され、VMとコンテナを一元管理できるようになります。これにより、インフラの運用手順を気にすることなく、統一されたAPIを通じてリソースを展開・管理できます。また、リソースを論理的に分割するvSphere Namespaceを活用することで、製品やチーム、環境(テスト、ステージング、本番など)ごとに隔離されたマルチテナント環境を構築できます。 提供されるコアサービス: VKS: 完全に準拠したKubernetesクラスタのデプロイと管理 VM Service: 宣言的な記述(Desired State)による仮想マシンの管理 その他のサービス: コンテナレジストリ、シークレットストアなど、独立したライフサイクルを持つサービス   2. 可用性ゾーン(Availability Zones)の展開モデル 可用性ゾーンは、物理的な障害ドメイン(ラックやサーバー・ルームなど)を表す論理的な構成単位となります。環境の要件や規模に応じて、主に3つの可用性展開モデルが考えられます。 単一ゾーンモデル(Single Zone) コントロールプレーンとワークロードが同じ単一のクラスタに配置されます。シンプルで導入が早く、ライセンスやハードウェアコストを抑えられます。開発・テスト環境や、小規模な環境に最適ですが、クラスタ全体に障害が発生した場合はシステム全体がダウンするリスクがあります。 管理・ワークロード分離モデル(Dedicated Management Zone + Separate Workload Zones) コントロールプレーン専用のゾーンを設け、ワークロードは別のゾーン(クラスタ)に配置して分離します。コントロールプレーンとワークロードを分けたい中規模の本番環境に適しています。 3ゾーンモデル(Three Management Zones) コントロールプレーンを3つの異なるゾーンに分散させ、高い可用性を確保する構成です。1つのゾーン(クラスタ)が完全に失われてもシステムが稼働し続けるため、最高レベルの可用性とセキュリティが求められるミッションクリティカルな本番環境に推奨されます。ただし、ハードウェアやライセンスのコストが高くなる点に注意が必要です。 また、前述の管理・ワークロード分離モデルを採用して、コントロールプレーンとワークロードをそれぞれ3つの異なるゾーンに分ける構成を取ることもできます。 … Continued

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